
気象学者 増田善信 信念に生きた101年
本の泉社発行
2025年10月19日(日)
「泉の森会館」3階 多目的ホール


気象学者 増田善信
―信念に生きた101年―
すいせん文
柳田邦男
私は、小学校五、六年の頃から中学時代にかけて、天文学や気象学に興味を抱き、その分野の本を読み漁った。特に気象については、本で学ぶだけでなく、自宅庭に手作りの雨量計や風向・風速計を設置して、毎日定時に観測しては、野帳に記録した。特に熱心に観察して記録したのは、雲だった。
雲の種類と雲量、形をノートにスケッチ図まで添えて記録したのだ。千変万化する雲の形はダイナミックで、飽きることなく描き続けた。
かつて昭和の戦前・戦後期においては、気象専門家は、雲の変化に対してロマンを抱いていて、なかなかに魅力的なエッセイや雲の解説を書いていた。本書・増田善信先生の伝記を読むと、そういう印象を抱く。〔毎日、“朝のあいさつ”のような雲を眺めているんだろうなあ〕と共感をこめて感じるのだ。 増田先生が気象観測と研究に取り組んだ時代は、戦中・戦後の激動期で、観測や研究の対象として、原爆放射能を帯びた「黒い雨」の実態解明が注目されていたので、その正確な降雨域や雨中の放射能濃度の測定に力を注いだ。被災者・住民と共に、その実態解明に取り組んだ増田先生の活動は、核戦争時代の科学者のあり方を示すものとして注目したい。本書の意義はそこにある。
プログラム(敬称略)
| 13:30 | 開場 |
| 13:45 | 曾孫のピアノ伴奏とともに増田スライドショー![]() |
| 14:00 | 開会 (司会:二階堂まり)![]() 黙とう 浜田和子 本の泉社「なぜこの本を出版したかったか」 大社基地インタビュー画像 紹介 小松電機産業 小松昭夫 ラジオパーソナリティ浜菜みやこ スピーチリレー(1) 日本共産党前狛江市議 鈴木悦夫氏 原爆「黒い雨」被害者を支援する会共同代表 牧野一見氏 |
| 14:25 | Pica(広島出身の青木文太朗の演劇団体ハトノスが黒い雨を扱った演劇)増田博士登場場面を上映 スピーチリレー(2) 黒川眞一氏 (311甲状腺子ども裁判にも参画) 畠山太郎 (気象庁後輩) 日本原水爆被害者団体協議会 事務局長 濱住治郎 <当日ご都合で欠席されました濱住様よりメッセージをいただきました> |
| 14:40 | 歓談の時間 |
| 15:10 | 増田ラストインタビュー(2025年3月)動画 ひ孫からの手紙 松岡想真/松岡楓真 「空白の天気図」著者 柳田邦男挨拶 著者 小山美砂挨拶 ![]() 遺族より 長女 並木啓子 ![]() 増田Webについて・増田本の広めのお願い 権上かおる |
| 15:40 | 閉会の挨拶(二階堂まり) のち希望者で集合写真 流れ解散 |
| 16:00 | 閉会 |



